突然頭皮の一部分に湿疹ができてかゆみが出た。その痒みを3週間で治したいきさつを伝えたい。
頭皮のかゆみ対策のセオリーは、刺激の少ないシャンプーを使い、頭皮を優しく洗って、きっちり乾かすこと。
この記事は、市販シャンプーはそのまま使い、シャンプーの仕方と乾かし方に気を付けて痒みを克服した実践方法を説明するものである。
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頭皮の湿疹からかゆみが発生
6月初めころ頭皮の湿疹と思われるできものが、左側のうなじの髪の中にできて、正確には覚えていないが何日かするとかゆみまで出てきた。
しばらくは我慢できる程度だったが、梅雨に入ったころには、なかなかのかゆみに変わった。
かゆみはできるだけ我慢したけど、我慢しきれずに発作的に掻いてしまうことがあって、その時かゆみが飛んでスッキリする瞬間がクセになり、「また掻いてしまった」と自己嫌悪になりながらもそんなことを繰り返していた。
もちろん痒いからと掻いてしまっては、いつまでたっても治らないと頭ではわかっているのだが、、、
頭皮に限らず肌のかゆみに爪を立てて掻いてしまうと患部をかき壊してしまうこと、かき壊してしまえばもっと治りずらくなることはわかっていた。
せめてもの思いで、できものの痒い部分には爪を立てず、指の腹で押すようにして痒みを静めようとしていた。
それでも治まらないときは、できものの周りに爪を立てて前後に動かすようにして気持ちを紛らわしていた。
頭皮の洗い方とドライヤーの使い方
頭皮のかゆみ対策と言えば、汗の処置を正しくすること、頭皮への刺激が限りなくないシャンプーを使うこと、そしてシャンプーの仕方を変えることであることは調べて分かっていた。
具体的には硫酸系やスルホン酸系の成分が含まれているシャンプーは、洗浄力は高いが痒みのある頭皮には厳禁ということ。
今使っているシャンプーは、正にそういった成分が含まれている市販のシャンプーだが、今回はあえてそのまま使った。
その代わり、汗の処置、シャンプーのやり方とドライヤーの使い方には、かなり気にしたつもり。
汗の処置
これは何も難しいことではなく、患部が汗で湿り続けないようにまめにきれいなハンカチなどで拭くこと。
時々、濡れタオルなどで汗の成分も取るように心がけた。
注意したのは、患部に必要以上に力をかけないことだけ。
頭皮の洗い方
当方は短髪で髪量はやや少ない程度、テレビで見かける人でいえば、日テレの桝アナくらいなので、あなたの髪の長さや量に置き換えて読んでほしい。
- 風呂場に入る前、手グシかブラシで髪についた埃などを落とす、それと軽く1~2往復でも頭皮のマッサージまでできるとなお良い
- 風呂場に入ったら洗面器に7分目のお湯を入れる
- 浴槽の外で正座して、2の洗面器に頭のてっぺんから入れる。この時、頭は逆さになっている状態。
- まるで水を入れたバケツでモップをジャバジャバ洗うがごとく、髪をお湯につける
- お湯につからない後頭部も含めて、手で洗面器のお湯を髪につける
この時、ブラッシングで取りきれなかった髪の埃などを洗い落とすこと、髪を十分に湿らせること、頭皮も湿らせること(頭皮をふやかすつもりで)を意識する。時間にして1~2分ほど。 - 頭を上げ、髪から顔へ滴る水気をきる。終わった後の洗面器には、抜け毛はもちろん埃も見えると思う。頭皮の脂も浮いていれば、かなり良い。
- シャンプーを軽く1プッシュほど手のひらにとり泡立てる。勢いに任せてやるとシャンプーがこぼれるので軽く動かす程度で良い。
ほとんどの市販シャンプーは、流動性のある半固定状態だと思うが、半固定状態がなくなっていれば良い。 - 泡を髪全体に均一的に付ける
- 指の腹だけを使う。髪の根元をかき分けるように毛穴をふやかすつもりで地肌で小刻みに動かし、手や髪から泡を落とさないように毛先から指を抜く。もみあげ、耳の後ろ、うなじ、額の生え際などもおろそかにせず洗う。
肝心のかゆみがある部分は、できるだけ患部にシャンプーがつかないように、そして指で直接触らないようにした方が良い。 - すすぎの第1段階
髪全体の外側にある泡をざっくり洗い流す - すすぎの第2段階
部分的にお湯を流しながらふやかした毛穴にあった皮脂などを洗い流す - すすぎの終了
髪にヌメリ感がなければ終了。ヌメリ感が残って入り場合、それがシャンプーのものであればすすぎの繰り返し、皮脂によるものであれば7からの繰り返し。
患部は、シャンプーなどで直接洗わないようにしたので、特に意識してすすぎをした。
ちなみに洗髪後に石鹸や洗顔フォームで顔を洗う場合、間違いなくその泡が髪につくので、それもきれいに洗い流す必要がある。
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頭皮へのドライヤーの使い方
基本的にタオルドライはなしか、やっても数分程度にする。蒸れた状態をできるだけ避け、ドライヤーで完全に乾かすようにする。
ドライヤーで乾かすときのは以下の通り。
- 温風可だが風量は強くする必要はない
- 髪から30㎝ほど離す
- 髪の根元を先に乾かす。全体的に髪の根元が乾いたら毛先側を乾かす
以上のことを毎日繰り返し、2週間ほどで痒みはなくなった。しかし、患部は他の部分に比べてやや柔らかく、汗を長く大量にかくなどのきっかけで再発する感じがした。
頭皮のじゅくじゅく感
痒みはないが患部の肌にじゅくじゅく感があり、完全によくなっていないように思えたため皮膚科の診察を受けた。
診察は問診を含めものの1分。細菌、真菌、スピロヘータ、ウイルス皮膚感染症、けじらみ等による疾患ではないとの判断があったらしく、もっともスタンダードなアンフラベート0.05%ローション(写真)を処方してくれた。
1日2回まじめにつけて2週間ほどたった今では、じゅくじゅく感もなくなったので完治したと思います。
ちなみに患部が髪の毛の中だったためこの容器でローションタイプの薬だったのですが、見えないところに直接塗布するのが難しく、こちらの写真のように指先につけて患部に塗布していました。
まとめ
私の頭皮のかゆみは、肌かぶれだったのか汗疹(あせも)だったのかは不明。
いずれにしても直接の刺激は良くないので、その対処は間違っていなかったし、どこかのタイミングで皮膚科を受信した方が良いと思う。
こんにちは!!
質問なのですが、アンフラべートは、どんなタイミングで使っていましたか?
風呂上がりなどでしょうか??
コメントありがとうございます。
使っていたタイミングとのことですが、私は痒いときに掻くのを我慢するため使っていました。ただ、回数は1日2回までにしていました。
基本的には、処方してくれたドクターの指導のとおりした方が良いかと思います。