大半の親御さんは、小学生のお子さんに裁縫道具を買い与える際、あらかじめ小学校で配付された裁縫セットのカタログなどを見て購入されていることでしょう。
学習に必要なものがきちんとそろっているので、面倒がないですね。ただし、小学校から紹介された裁縫セットに全く問題がないかと言えば、そうでもありません。
今回は、カタログだけでは気付きにくい留意点をご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
スポンサー
裁縫セットの糸通しは壊れやすいので100均で交換用を確保
学校指定のものは、基本の糸から布切りバサミまでの一式がはいっており、箱の柄は複数あるのでお子さんが好むものを選べます。
プラスチック製の裁縫箱の中には、裁ちばさみ、糸切ばさみ、リッパ―、メジャー、定規、チャコペンシル、ミシン糸、ボビン、手芸糸、ミシン針や刺繍針を含む数種類の針、指ぬき等があり、これらの裁縫道具一式がきれいに収納されています。
使い始めてから必要となった道具は随時、手芸店やホームセンター、100円ショップなどで買い揃えることができますが、その中で糸通しには注意が必要です。なぜなら、裁縫セットに入っている糸通しは壊れやすいのです。
そんな時は、市販品に買い換えます。多い人は、100円ショップで何回も買い直すこともあります。
それと糸ですが、100円ショップの糸はどうも細くて弱い傾向にあり、また糸を巻いた形のまま真っ直ぐならず、縫う時に絡まるという残念な品質のものもあるので注意してください。
あまりひどい時は、手芸店屋さんで買い直しましょう。確かに100円ショップより数十円ほど高いのですが、手芸屋さんで売っている標準品質のものを買い揃えた方が、お子さんが裁縫するときのイライラを減らすことができすのでオススメです。
裁縫セットに練習布が入っていなければ別途買い足す
小学校で裁縫の授業が始まる少し前に裁縫セット準備のお知らせがありますが、小学校に出入りしている業者によっては、カタログではなくチラシで案内されることもあります。
いずれにしてもカタログやチラシの中から選んで買う親御さんが多いですが、上の兄弟が以前そのようにして買ったものをお下がりとして使うということもありますね。
小学校から紹介される裁縫セットには、基本的なものはすべてそろっているのは前述のとおりですが、さらに練習用の布やボタンも付属していることもあります。
逆に練習用の布やボタンが入っていない場合もありますので、まし別途買い足すとか自宅にあるモノ流用するとかする必要がありますね、
それと授業が始まって自分で実際に何か作ってみることになったときは、布や色付きのミシン糸や足りないボビン、スナップボタンなども用意しなければなりません。
おばあちゃんのものを譲ってもらったり、手芸店や百円ショップで買い足さなければいけませんね。
スポンサー
裁縫セットには左利きでも使える裁ちばさみが必須
最近の裁縫セットは、今の親御さんたちが小学生のころに使っていたものと比べて、コンパクトで持ち運びに便利です。また、収納袋やケースの種類が豊富なので、どれか1つを選ぶのに悩むほどですね。
裁縫セットを購入すると単品を買い集めるよりも多少お安いです。大半はそのまま使用してもいいと思いますが、左利きのお子様の場合、裁ちばさみは左利き用か、両利き用を選んだ方が良いでしょう。初めて裁縫を触れるお子様が、使いづらい道具のせいで裁縫を嫌いになってしまった、なんてことになったらあまりにも残念ですよね。
他には、メジャーは壊れにくい手動がおすすめ、チャコライナーとチャコペンはどちらが良いかという話もありますが、ピンクと水色のチャコペン2本があれば良いかなと思います。
裁縫セットの針山は手作りの方が愛着がわく
裁縫が好き、こだわりがあるという親御さんの場合、裁縫セットに含まれる道具の品質に厳しい傾向があります。あまりにも低品質で使いにくい道具は、手仕事の楽しみを削ぐという考えです。素晴らしいですよね。
その価値観で揃えようとすると、裁ち鋏と糸切り鋏、針類はきちんと手芸店で、ちょっとした手芸に使う等あまり道具の品質が制作物の仕上がりに影響しないであろう道具(メジャー、定義など)は100均で購入するというパターンになると思います。
チョット凝った方であれば、針山は手持ちのハギレとペットボトルのフタで手作りされます。作り方は簡単で、綿をつめて丸めたハギレをフタにつめてボンドで留めるというものです。箱は、可愛らしいお菓子の缶などで十分です。
小さな針山は針が潜ってしまう心配もなく、プラステックのフタ部分が針を受け止めてくれるので、針が落ちる心配もありません。
こういった親御さんの手作り品が入っていると、お子さんは友達に羨ましがられたり、ますます裁縫が好きになるかも、です。
まとめ
このように小学校から紹介される業者の裁縫セットは、必要最低限の道具はそろっていますが、お子さんがスムーズに裁縫できるよう裁縫道具の追加や差替えも考えてみてください。
ところで、中身のセット内容はどれも変わりませんが、お子さん達が少しでも楽しく学習に取り組めるように収納箱のデザインは本当に豊富です。
小学校の出入りの業者によっては、裁縫道具のみならず習字セットや絵の具セット、彫刻刀セットまでも選べます。
あなたのお子さんの小学校では、いかがですか?