「コミュ障だからバイト申込できるかな…。いろいろ不安だな…。」
“自称コミュ障”だと、いざバイトを始めようと思っても、電話での申込やら面接やらいろいろな不安ばかりが広がります。
その不安を解消し克服する方法がありますので、ここでそれをご紹介します。
申込の電話や面接など、不安を解消しませんか?
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友人の弟(大学生18才)は、コンビニバイトを始めたいと考えていました。
自分はコミュ障という自覚があり、それでも何とか採用されたいとチャレンジした結果をご覧ください。
コミュ障のバイト申し込み電話のコツ
まず、“コミュ障”と一言で言ってもひとりひとり違いがあり、一見同じようなコミュ障に見えても、「○○は特に苦手…。」というように人それぞれコミュ障度合や特徴に違いがあります。
さまざまなタイプの“コミュ障”の中でも友人の弟の場合は、挨拶や短い雑談は特に問題はなく、事務的なことならばなんとか相手と話ができます。
自分から話しかけることは苦手だけど、頻繁に会話する仕事でないならと少しの希望があります。
コミュ障の場合、電話する前から緊張MAXで、「キョドってしまうし、ドモってしまうし、どうしよう…。」とあれこれ考えてしまい、電話番号すら押せないなんてことありますよね。
そんな時は、まずは深呼吸!
昔から自分の手のひらに「人」と言う字を3回書くと緊張しないといわれますが、実際にはそう簡単ではありませんね。
その代わり、自分が言うことや聞きたいことをあらかじめメモに書いて電話すると良いです。
話すことを準備しておけば、それがないよりも話しやすいし、聞いたことをそのままメモすることができるので、後で「なんて言われたか思い出せない(汗)」という事態も防げます。
もっと言えば、実際に電話する前に「○○の求人情報を見てお電話しました、○○と申します。」など予行練習まですれば、キョドったりドモったりすることをかなり減らせますよ。
コンビニバイトは、常に人手不足です。バイトの求人をしても応募する人が少ないケースや長続きしないケースがあるからです。
お客さんから理不尽なことを言われたりすることがありますし、「いらっしゃ※#♪;、ありが※#したぁ」だけでなく、調理、品出しや宅配便の受付などマルチタスクで動かなければならないとか、きついシフトになったりとか、やってみて初めて大変さに気づく人は少なくないのでしょう。
ですから自称コミュ障だとしても、場合によっては電話応対だけで「是非お願いしたい!」と思われることがあります。「今日から来られますか?」と聞かれることもあります。
最初の電話で好青年を演じる必要なんて全くありません。電話口では明るいトーンの声、ハキハキとした歯切れ良さもしなくて構いません。
どちらにしても電話口であなたの全てをわかってもらうことは無理ですので、とにかく面接することをターゲットにしておきましょう。
ですので、面接をしてもらうのに希望の日時が言えないのは、ちょっとマズいです。
面接として出向くことができる日時を3パターンほど用意しておきましょう。これだけでOKです。
コミュ障のバイト面接のコツ
コミュ障にとって、面接は大きな壁です。その壁を見事クリアしてこそバイトで働くことができます。
一般的に面接では、第一印象はとても大切な要素です。就活の大学生が慣れないリクルートスーツを着ているのはそのためです。
今回は、コンビニバイトを志望しているので、そこまでカチッとしていなくていいでしょう。
コミュ障を理由に人と接するのを避けていると人から見られることが少ないため、身だしなみも適当になってしまいがちです。
面接では、おしゃれである必要は全くないですので、サッパリとした格好にしましょう。
ただし、清潔感だけは意識してください。
コンビニバイトはいくら人手不足だとしても客商売なので、フケ、目やに、はみ出した鼻毛、中途半端な無精ひげ、酒臭い息、伸びた爪、汚れた爪は、さすがに厳禁です。
そして、面接場所に着いていよいよ面接がスタートします。
まず初めに、必ず「宜しくお願いします。」と一礼を忘れずに行いましょう。
面接中は、自分が話すときでも相手の話を聞くときでも相手の目を見るのがベストです。
もし、どうしてもできないという場合は、あごに視線を向けましょう。そして視線をアチコチ変えないようにしましょう。
先に書いたように好青年を演じる必要はありません。自分を無理に飾る必要はありませんよ。飾ってもバレますので無駄です。
テレビ番組のMCじゃないのですから、声が震えてもひっくり返っても全く問題ありません。
試験じゃないので、意味不明の質問や答えられない質問はないと思いますが、万が一、そんなことがあったら「質問の意味が分かりません」とか「わかりません」とか正直に言った方が無難です。
ここまででかなり気が楽になったのではないですか?
ただし、相手の話をきちんと聞くこと、それと質問には簡潔に答えることだけを心がけてください。
相手の問いかけをスルーしたり、関係ないことを延々としゃべったりしないようにしましょう。
そして、面接が無事終わったときには、「お忙しいところありがとうございました!宜しくお願いします!」と面接をしてくれたことへの感謝の気持ちと今後の意気込みを併せて挨拶しましょう。
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コミュ障をバイトで克服するまでのコツ
無事に採用された後、“コミュ障”だと上司や同僚とうまくやっていけるのかどうかという不安が頭をよぎりますよね。
バイトだろうとなんだろうと、働くということはそこは職場で上司や同僚がいます。
職場という限られた場所では、上司や同僚とのコミュニケーションが求められます。これが厄介ですよね。
コミュニケーションがうまく取れずに、せっかく面接でがんばって採用されたのに長続きできずに辞めてしまっては勿体ないですよね。バイト先の方にも迷惑がかかってしまいます。
そうはいっても他人とコミュニケーションをとることが上手じゃないのですから仕方がありません。
面接のときと同じように無理に好青年を演じる必要はありません。悪い人では困りますが、いい人である必要もありません。
少なくても仕事上の話はキチンと理解すること、わからないことはわからないと思ったときに聞くこと、相手が望んでいない話をベラベラしゃべり続けることははしないように注意しましょう。
バイトを辞めるのは簡単です、出勤しなければいいのですから。
ですが、辞めろと言われるまでは続けてください。
コンビニバイトは、自宅でポ~ッとしているより間違いなく他人との接触があります。自分が望まなくても他人と関われる場所です。
それを自ら拒否しなければ、つまり辞めなければ、場慣れしてきます。
バイトでコミュ障を克服するコツは、続けることです。
何事も最初は上手にできないかもしれません。ただ、めげずに繰り返し積み重ねていくことでコミュ障克服に繋がります。
まとめ
その後、“自称コミュ障”の友人の弟はコンビニバイトに無事採用されました!
働き出してから、もうかれこれ4か月です。
友人によると「弟さ~、バイト仲間とごはんを食べに行くことができるようになったよ!」と自分の事のようにうれしそうに話していました。
行動する前の心配は、いざ行動してみると何とかなるものですね。