七五三で祈祷する時、初穂料って何をどうすればいいのかな…?
子供が成長すると共に、色々な行事があるので「こんな時って…?」と思うことってたくさんありますよね。
私の友人も数え年で5歳になる双子の男の子がおり、七五三のお参りでご祈祷する際の初穂料について悩んでいました。
ですが、その悩みも解消され七五三を無事に祝うことができましたので、ここでそれをご紹介します。
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私の友人には数え年で5歳になる双子の男の子がおり、七五三のお参りでご祈祷を受けようと考えているようで、初穂料について色々悩んでいました。
友人よりも先に自分自身の子供の七五三を経験したこともあり、一緒にその悩みを解決することにしたという訳です。
七五三で初穂料の相場は?
自分の子供が初めての七五三という場合、実際に神社に行って恥ずかしい思いをしないためにも、ある程度七五三の知識を知っておきたいですよね。
私自身もそう思い、あれこれ下調べしてから七五三に望みました。
七五三のお参りでご祈祷する際に、神社へご祈祷料として初穂料というものを神社に納めます。
初穂料とは、祈祷やお祓い、祝詞の謝礼として神社に渡すお金のことを指し、金額に規定はないと言われていますが、おおよその初穂料の相場としては5,000円から10,000円がだいたいの相場です。
実際には、金額が5,000円という神社が多いようです。
また、参拝者が多い神社の場合になりますとあらかじめ金額を提示しているところなんかもあります。
最近では、それぞれの神社でホームページを設けており、初穂料の金額を記載してある場合などもあるので、一度実際にお子様の七五三を行う神社のホームページを訪れてみると良いと思います。
また、七五三を行う神社に電話でご祈祷の予約を行うという方も多いと思います。
電話で初穂料を事前に教えてくれる神社なども多くあります。私はこれに該当しました。
祈祷を行った後にお祝いのお守りなどの授与物があり、その授与物によって金額が異なるパターンもあるので、この点は注意してください。
私も友人も「事前に直接神社に確認しても、失礼にあたらないのかな…。」と思ってしまいました。
ですが、失礼にあたるといったことはないので、事前に確認しておいた方が安心だと思います。
初穂料の納め方は?
七五三当日に、自宅を出てからどういう流れでどういった動きを行うのかイマイチわかりませんよね。
簡単にシュミレーションしてみます。
- 出発
まず、家族全員が七五三に相応し服装で家を出ます。初穂料のお金をのし袋に入れて渡す場合には、事前に用意しておいたお金の入ったのし袋をお忘れなく!
- 神社に到着
神社に着き、通常ですと祈祷の受付は鳥居の近くにある社務所やお守りなどを授与する授与所と言われるところで、神社所定の受付用紙に記入してから受付をします。
ただ、社務所は普段は無人で奥にある拝殿の隣にある参集殿で実質的な受付場所となっている神社もあります。
- 初穂料
受付の時に現金を裸のままで渡すこともありますし、事前にのし袋に初穂料を入れて渡すこともあります。
どちらにしようかなと悩むならのし袋に入れて準備した方が間違いありません。
- ご祈祷
混んでいなければ、そのまま拝殿まで入り所定の位置に座ります。混んでいる場合などは、控室などで待たされます。
同じ内容のご祈祷の方が複数いる場合は、一緒に拝殿に入ります。ご祈祷の中で住所と氏名を読み上げます。
ご祈祷が始まれば、終わるまで祈祷者の指示通りにします。
余談ですが、初穂料には玉串料などの別名がたくさんありますよね。
初穂料とは、昔からその年に初めて収穫したお米などを神様に感謝の気持ちを込めて納めたという風習が現在ではお金を納める風習に変わったという訳です。
具体的には、七五三、お宮参り、結婚式、地鎮祭などお祝いの儀式に幅広く使用されています。
玉串料は、神様のお食事物をお供えする風習が、現在ではお金を納める風習に変わったという訳です。
具体的には、お葬式やお通夜、七五三、お宮参り、結婚式などこちらも幅広く使用されています。
もう1つ余談ですが、神社の規模によって祈祷をされる方が宮司(ぐうじ)だけの神社、宮司以外に複数の禰宜(ねぎ)や権禰宜(ごんねぎ)がいる神社があります。
どなたにお願いしても祝詞(のりと)は同じですから気にする必要はありませんが、初穂料が一定額以上の場合は宮司が、満たない場合は禰宜(ねぎ)または権禰宜(ごんねぎ)がご祈祷するとかしないとか・・・。
優先単独でご祈祷していただく?
七五三のご祈祷とは、「今まで健康で無事に成長できた感謝の気持ちとこれからも健やかな成長を見守ってほしいというお願い」という名目で祝詞を上げることです。
とはいえ実際のところは、ほとんどの親御さんはお参りの流れの中の1つの儀式として祈祷をお願いされていると思います。
そうなると「七五三のお願い」という意味合いが濃く同じ目的ですから、自然と何組かまとめて祈祷を受けることになります。
ここで「お願い」ではなく、これまで無事に成長できたことを「感謝しお礼するために参拝した」と明確にして供物(くもつ)持参で受付したらどうでしょう。
お願いしに来た人とお礼しに来た人を同列にするのは、お礼しに来た人に失礼です。だからお礼しに来た人を優先するわけですね。
もっとも、神道とは別の話として神社の運営方針によりそういった待遇をしない神社もありますので、あしからず。
ちなみに相場の数倍の初穂料を納めることで優先単独を受け付けていただける神社もあるようですので、どうしても優先単独で祈祷を受けたい場合は、あらかじめ参拝予定の神社に問い合わせてみるのも良いでしょう。
初穂料はピン札で準備する?
七五三は子供の成長を祝うためのお祝い事なので、結婚式などのお祝い事と同様に、初穂料もピン札にしたらいいのか悩んでしまいますよね。
ピン札なら事前に用意したりする必要もあるので、把握しておきたいところです。
七五三の初穂料は、絶対にピン札じゃなきゃダメといった決まりはありません。
ただ、祈祷とは神社を通して神様にお願いごとをする行為で、初穂料はその謝礼ですからきれいなお札を渡した方が、日本人の感覚だと誠意を示すような感じがしますね。
しっかりと事前に用意できるのであればピン札を用意し、用意できなければ普段のお札でかまいません。
また、初穂料を納める際にのし袋に入れて渡す場合には、のし袋の表面、裏面ともにどうやって書いたらいいのか悩んでしまいますよね。
まずはお祝い事に相応しい、紅白蝶結びののし袋と筆ペンを用意します。
表面の上段には初穂料と記載し、下段には祈祷を受けるお子様の名前を書きます。
友人の子供のように双子の場合には、ひとつののし袋にまとめても良いそうですが、なるべくならしっかりそれぞれののし袋を用意し、ひとつずつ書くようにしましょう。
裏面は、左下部分に縦書きで実際に入れた金額を「金 ○○円」と漢字で右側に記入し、その隣に郵便番号、住所をバランスよく書きます。
まとめ
子供の成長をしっかりとお祝いするためにも、七五三についてのあれこれをあらかじめ知っておいた方が、滞りなくスムーズにお祝いすることができますよね。
友人も双子の七五三を無事に滞りなくお祝いすることができ、「無事終わったー!本当にありがとう♪」と安堵の表情を浮べていました。
「七五三を控えているけどどうしよう…。」と友人のように悩んでいる方は、是非参考にしてみてくださいね♪