中学生の自由研究ではテーマ選びのコツを知って決めれば、それほど難しくなくまとめられます。
自由研究をとっかかりで失敗しないためのヒントが、ここにあります。
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中学生が自由研究のテーマを選ぶコツ
小学生だったときは、親が研究のテーマをそれとなく提案し、行動を起こしやすいように仕向け、親子が一緒になって取り組むといった傾向が強いと思います。
しかし中学生になると、興味のあることの中から自分で研究のテーマを選び、実験や調査、制作などを自らが主体となって行う必要があります。
また、勉強や部活などやることの多い中学生は、短時間で質の高い自由研究を行うことが求められます。
そのため、ただなんとなく研究をするのではなく、何故その研究を行おうと思ったのか、そしてその結果、何を知りたいのかをはっきりさせることが大切です。
これをしっかりと考えずに興味や関心がないテーマを選んでしまうと、レポートを書くことが苦痛になったり、上手にまとめることが難しくなったりして時間がかかってしまいます。
まずは、自分の知りたいこと、やってみたいことに重点を置き、そのうえで動機や目的意識をはっきりさせることが良いと思います。
自分がやりやすいと思える教科を選んで、シンプルに興味や関心のあるもの、話を広げられる題材を見極めたうえで自由研究をしていくことが、しっかりとやり遂げるコツだと思います。
ただどうしても興味があるものがないという場合は、なんとも思っていないようなことを選んでみましょう。
生活の上であまりにも当たり前すぎて何とも思っていないことには、普通の人には思いもつかない考えやテクノロジーで成り立っていることが多いです。
そういったことの何か1つを見直してみると「よく考えてみたら不思議だな?どうしてだろう?」ということが見つかるかもしれません。
次からは、理科、社会、家庭科でのテーマ選びについて、具体的なコツをお伝えします。
中学生の自由研究テーマを理科で選ぶ
理科の自由研究は、実験や観察など色々とありますが、実験をしてまとめることが一番簡単で分かりやすいと思います。
実験というと面倒だと思う人もいると思いますが、実験は目的と結論が明確になるためレポートにまとめやすく宿題としてはやりやすいです。
この難しいという印象がある実験ですが、例えば「いつも飲んでいるジュースにはどのくらいの量の砂糖が含まれているのか?」や「紫外線の影響を調べる実験」など、日常生活に関係した内容だと用意する材料も少なく費用も時間もあまりかからないため、取り組みやすくて実験をしていても楽しいのではないかと思います。
そして実験は、限られた時間内で効率的に行うこともできるので、夏休みが終わりに近づいて時間がない場合でも、焦らずにしっかりとした研究の成果が見込めると思います。
ただし、実験を自由研究にするうえで気をつけなければならない点もあります。
それは、結論だけを重要視してしまうと内容の薄いレポートになってしまうため、予測、実験、結果、感想を簡潔にわかりやすくまとめることが大切です。
結論に至るまでの実験の過程を、写真や文章を使用して明確に表現するとわかりやすくて良いと思います。
理科が苦手な人でもわりと取り組みやすいのが、実験を題材にした自由研究です。
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中学生の自由研究テーマを社会で選ぶ
社会科から自由研究をするとなると地理、歴史、公民などの中からテーマを絞ることになるため、幅広く難しく考えがちになってしまいます。
そこで大切なのが、広く浅く研究を行うのではなく、的をしっかりと絞って深く掘り下げた内容にするということです。
例えば地理であれば、「各地の人気観光スポットを探る」といった漠然としたあいまいなものよりは、「シーズン別、各地の人気観光スポットを探る」や「アイスの美味しい人気観光スポットを探る」など何かに絞り込んで調べた方がオリジナル感があって面白いと思います。
また、地域の魅力を伝えることをテーマにした場合は、直接出かけることができるため、さらに細かいスポット情報や実際に体験した出来事を載せることもできます。
その他にも歴史であれば、歴史上の人物一人に注目してレポートを書いてみたり、公民であれば、身近に起こりそうな詐欺について調べたりするなどでもいいでしょう。
社会科の自由研究は、漠然としたものよりはテーマの範囲を狭く限定して絞った方が、自分にしかできない個性的な研究になると思います。
中学生の自由研究テーマを家庭科で選ぶ
家庭科は日常生活に密着しているため、テーマは探しやすく、また研究することによって今後の生活に役立たせることができます。
それは、料理であったり、裁縫であったり、洗濯の方法であったりと様々です。
この中であれば料理、人間が生きる上で大切な「食」について考えてみるのが、一番身近でやりやすいと思います。
例えば、「添加物の種類や体に与える影響」を調べることや「市販されている調味料を作ってみよう」などといった研究です。
その他にも、洗濯のシミを抜く方法や手作り芳香剤などの自由研究も実用性があって良いと思います。
家庭科の自由研究では、生活の中で困っていることや気になっていることに着目したり、ふだん何気なく食べている物の栄養価や安全性など疑問に思っていることに焦点をあてたりすると、テーマを絞りやすくなると思います。
まとめ
中学生ってとことん興味を持ったり、まったく無関心であったり偏っていることがあります。
ですので、なかなか理屈とおりにできないこともあります。
ただ、夏休みの自由研究は、とりあえず目についたことをちょっとだけあらためて考えてみたときに何とかなる場合が多いので、ぜひ一度リラックスした気持ちで周りを見渡してみるといいと思います。