健康促進・病気予防

夏風邪の症状とは?原因の避け方やひき始めに早く治す方法をご紹介

投稿日:2017-05-27 更新日:

(この記事は、30年6月7日にアップデートしました)

夏風邪は、治りにくいという特徴があります。

ひいてしまえば、食事の用意や掃除など家事をするのも辛い、お勤めがある方は職場の上司や同僚にも迷惑をかけてしまう。

まず、夏風邪って実際のところどんな症状なのか知りましょう。

そのうえで原因をしっかり把握して、その原因に影響されない生活をおくることが必要ですね。また、もし症状が出ても早く治すためには、ひき始めのケアが大事ですよ。

そこで今回は、夏風邪の原因を避け方、ひき始めのケアの仕方をご紹介します。

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夏風邪の症状とは?

まず、夏風邪に間違えやすい病気ってご存知ですか?

それは、夏型肺炎、急性気管支炎、アレルギー性鼻炎などの病気です。

夏型肺炎の原因はカビで、熱と咳が出るため夏風邪に間違われやすいです。急性気管支炎はウイルスによって引き起こされます。症状は風邪そのものです。アレルギー性鼻炎の原因はダニ、ほこり、杉、ヒノキなど多岐にわたります。くしゃみ、鼻水、鼻づまりが出る主に春先に目立つ病気ですが、目のかゆみや充血があればアレルギー性鼻炎の疑いが強いです。

夏風邪の原因は、ウィルスです。実は、原因となるウィルスは100種類とも200種類ともと言われていて症状もそれぞれですが、それらのウィルスによる症状のすべて夏風邪と呼んでいます。

東京都感染症情報センターによると、夏風邪の症状のうちヘルパンギーナ(発熱、口の中にできる水ぶくれのような発しん)という感染症が代表的な疾患です。

潜伏期間が2~4日間で、症状としては突然の高熱、喉の奥の痛みや赤い腫れ、水ぶくれなどが出ます。水ぶくれは破れると痛みもありますが、熱は4日間ほどで下がり1週間ほどで治ります。十分に食事や水分がとれず、脱水症状が出る場合もあります。

その中で、ヘルパンギーナという感染症は代表的な症状で、他にものどの痛み、発熱、咳などの症状のウイルス(呼吸器と腸で繁殖する)、下痢や嘔吐などの症状のウイルス(腸内で繁殖)があります。

夏風邪の原因のウィルスは、乾燥を好む冬の風邪のウイルスと違って高温多湿を好むウイルスです。←これ大事ですね。夏の風邪と冬の風邪は、症状は似てても別物だということですね。

夏風邪の原因を避ける生活

夏風邪の原因はウィルスということがわかれば、そのウィルスを避ける生活が大切ですね。

そのための1つとして、職場の温度管理を徹底しましょう。

特に日中、エアコンやクーラーで温度を下げている場所にいる時間が長い人は、要注意ですよ。

職場にも家庭にもこれほどエアコンやクーラーが普及していなかった頃は、冷えすぎるということはありませんでした。また、室内は室外より乾燥するということも、外気との温度差が激しいということもありませんでした。しかし現代は、どこでも冷房されている空間です。

この涼しい、時に寒いくらいの空間に長い時間いることが、体によくありません。

体の冷え過ぎや室内外の温度差は、体力を消耗させます。自律神経が乱れて免疫力が低下します。この免疫力が弱っているときに風邪を引きやすいのです。ただ、寒いだけで風邪をひくなら北極圏のエスキモー人は、一年中、風邪をひいてしまいますね。

職場の室温調整は、自分だけの話ではないので自分好みにするのは難しいかもしれませんが、エアコンの風向を調節してもらうとか、羽織るもので体温調整するとかの工夫をしましょう。

体を温めたり、めぐりをよくしたりする食材を使ったお弁当を持参するのも1つの方法です。

また、きちんと食べてやしっかり寝る、たまったストレスはできるだけ発散することは、他人に関係なく自分で調整できると思いますので、こういっては身も蓋もありませんが、節度ある生活を送る努力が必要ですね。

ここまでが、夏風邪のウィルスに負けない体にして夏風邪の原因を避けるやり方です。

次に夏風邪のウィルスそのものを避けるやり方をご紹介します。

たとえば、夏風邪の代表格ヘルパンギーナの感染を避ける方法です。

原因の1つは、コクサッキーA群ウイルスというウイルスが、感染者の席やくしゃみから感染するがの飛まつ感染です。もう1つは、つぶれた水ぶくれにあったウイルスが手などを介して感染する経口・接触感染です。

このことから手洗いやうがい、目薬を徹底することを心がけましょう。

また、夏風邪のウィルスは高温多湿を好みますので、湿気をためないことが大切です。

特に寝汗です。200㏄を超えるとも言われる睡眠中の汗を何とかしましょう。できるだけ布団をまめに干すとか、布団の下に除湿シートを使うとかです。

こういった心がけが、夏風邪の原因ウィルスの減らすことにつながります。

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夏風邪を治すにはひき始めケアが肝心

何よりも体力、免疫力を上げることです。

のどが痛かったりお腹の具合が悪くては、体力をつけようにも食べられません。水分補給を忘れずに最低限の食事と十分な睡眠をとりましょう。

免疫力を高めるためには、ニンニクや生姜が良いです。にんにくは焼くとあの独特な匂いが和らぐので、少しは食べやすくなると思います。生姜はすり下ろしてハチミツを入れたホットドリンクです。

疲れてるなぁと感じたとき、個人的にはにんにく1個をばらしてオリーブオイルで焼いてまるまる食べます。また、マグカップの底が見えなくなるくらいにすり下ろした生姜を入れ、たっぷりのハチミツとお湯を加えて飲んでいます。

翌朝は、ずいぶん体が軽くなったと感じることができますよ。

まとめ

夏風邪の対策は、大人も子供も同様で大切です。

夏は暑さにも辟易(へきえき)としますので、そのうえ夏風邪で体調が悪いなんて考えたくもないですよね。

たとえささやかでも健やかなな日々をお過ごしください。

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